Erbafさんが選んだもの
僕らが死体を拾うわけ―僕と僕らの博物誌[盛口 満]
著者の盛口満さんは、沖縄(この本の出版時は埼玉県飯能市)に在住し、教員をしつつ多数の自然観察の本を出版されています。
私はこの本でこの方を知り、また、自分の嗜好が恐竜から昆虫へシフトするきっかけになりました。この方の本を読むと、自然の中を歩いていてそれまで目に入らなかったものが見えるようになり、世界が広がる感じがします。イラストも大変お上手。
また、この本で描かれる先生と生徒の関係はスバラシイ!
ちなみに、私はこの方に年賀状を出したことがあるのですが、イラストがプリントされたお返事を下さり、感謝感激。
ニッポン百名山よじ登り (小学館文庫)[クレイグ・マクラクラン]
著者はニュージーランド人でクイーンズタウン在住のトレッキングガイドですが、日本各地を旅する日本語堪能な親日家(梅干も納豆も好きらしいです)。ユーモアあふれる旅行記にいつも抱腹絶倒させられています。
本作は78日間で日本百名山を踏破した(!)旅行記。もう何回読み返したか知れませんが、そのたびに笑えます。
空想科学読本1[新装版] (空想科学研究所の本)[柳田 理科雄]
ウルトラマンやゴジラなど、「空想科学の世界の設定は科学的にどこまで正しいのか」ということを検証した「空想科学読本シリーズ」第1作。
軽妙な文体と、いつも引き出される突飛な(?)結論には抱腹絶倒。「夢を壊して○○年」という文句が帯などに書いてあったりしますが、この作品を読んで、ネタになっている原作に興味を持つ人も多いのではないでしょうか。
なお、「柳田理科雄(りかお)」は本名です。
秘境駅へ行こう! (小学館文庫)[牛山 隆信]
何でこんなとこに駅があるのか・・・というような、人の気配が無い山の中などにある駅を「秘境駅」といいます。著者はその名付け親にしてパイオニア的存在。
そんな著者の秘境駅訪問記がこの本。一読して鉄道好きの自分の知らなかった世界の存在に驚愕しました。この本に影響を受けた私の近年の旅行は、秘境駅の訪問が主軸になってしまっています(笑)。
列島縦断鉄道12000kmの旅 絵日記でめぐる43日間[関口 知宏]
NHKの企画で、俳優の関口知宏さんが北海道・稚内から佐賀県・肥前山口まで日本列島をJR線の一筆書きで縦断。番組は見ていると旅がしたくなるような秀作でした。
その43日間を綴った絵日記が本作。
番組内でもこの絵日記が紹介されていましたが、本当にスバラシイ絵!これくらい絵が書けたら楽しいだろうなと思わずにはいられません。
新耳袋―現代百物語〈第1夜〉 (角川文庫)[中山 市朗]
実録怪談シリーズ。というと「本当にあった~」のような胡散臭いものと思われるかもしれませんが、本シリーズはそれらとは一線を画します。
著者の2人が取材した話が「こういうことがあった」という感じに淡々と語られ、それに対する解釈(~の祟りだ、とか)はほとんど書かれていません。それだけに怖い!
※注意※
夜に一気読みするのは、おやめ下さい。
聖の青春 (講談社文庫)[大崎 善生]
小さい頃からネフローゼという病気を抱えつつ、将棋のプロ棋士となり、羽生善治さんらと肩を並べる強さを誇りながらも、1998年に29歳の若さで亡くなった天才棋士、村山聖(さとし)さんの伝記的な感動作品。著者は日本将棋連盟に勤務して村山さんとも知り合いだったので、他のプロ棋士の言葉も交えつつとても近い目線から語られています。
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プロフィール
Erbafさん
作家は京極夏彦、音楽家では姫神が好きです。
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